メールマガジン バックナンバー

 第19号 (2013.01発行)

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本メールは、メールマガジンメンバーの皆様および、お問合せ、イベント・
セミナー等にて名刺交換させていただいた方にご連絡いたしております。
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メルマガメンバーの皆様へ

しばらくメルマガをお休みさせていただいておりましたが、Windows Server 2012、
Windows 8 が発売、また、Office 2013 の正式出荷も間近になり、環境も面白く
なってきました。
また、最近あるお客様より、弊社に Access の開発作業のご依頼があり、現在作業
進行中でありますが、その間 Access の最新機能を調査いたしました。
その結果、有意義な状況が判明しましたので、メルマガを再開したいと思います。

今月は“変貌する Access”というテーマで、お話いたします。

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+ 目次
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1.“変貌する Access”
2.新しい Access の3つのポイント
3.メールマガジン バックナンバーのお知らせ

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株式会社 東條経営科学研究所 http://www.tojolab.com/

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1. “変貌する Access”
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弊社の Access の経験は長く、約15年も前の話になりますが、Ver.1の時代に、
Access ベースで販売在庫管理を導入した経験もあり、Access ベースでの基幹
システム構築は十分可能だと思っておりました。
その後、会計処理も Access で開発してきております。

今回、調査を進めていくに伴い、当時と比較して大きく機能強化されていること
に気がつきました。

弊社は、マイクロソフトのパートナーである関係上、発売前の製品のテストも
可能ですから、昨年末頃より、Access 2013の導入を試み、そのテストを行って
きました。

その経験談を踏まえて、今回は、お話させていただきます。

“変貌する Access”という表題にいたしましたが、これは、むしろマイクロ
ソフトが現在進めている戦略の中に位置づけられた Accessという言い方の方が
正しいでしょう。

マイクロソフトは、次世代戦略を担う重要なサービスおよび製品群を次々に
発表・出荷してきています。
Asure 、Windows8、Windows Server 2012、SharePoint Server 2013、
Office 2013、Office365、などです。

これらには二つの側面があると思います。

ひとつは、クラウド・コンピューティングへの本格的参入です。

すなわち、Office365 に代表されるマイクロソフトの Office 製品群を、
クラウド・サービス化し、ユーザには、人月や人年単価で販売しようとするもの
です。

わかりやすく表現しますと、ユーザは、 Office を購入する必要がなくなり、
センターからダウンロードし、一年あたり、1万数千円支払えばよい、という
ようなことになります。
しかも、1ユーザは5台のPCに入れることができますので、1台あたりでは、
1年あたり数千円となります。現状では、Office365 は企業向けとなってい
ますが、コンシューマ向けにも拡張されるようです。

さらに、タッチ・パネル・センサーを使用してのPC操作もできます。
スマホのようにウィンドウの拡大・縮小をピンチ・インやピンチ・アウト操作
できるようになるわけです。

もうひとつの側面は、企業内で、共通に使用できそうなものを共有化し、日常
業務に組み込んでしまえるようにすることです。

この役割は、SharePoint Server が担いますが、ユーザは、誰かが作った便利な
Excel Sheet を企業内で簡単に共有できるようになります。

もちろん Web のもとで使えます。これは、企業内に新しい利用環境を提供する
こととなり、生産性向上に大いに役立つものと考えられます。

Access もこの環境のもとに組み入れられています。

ただ、Access の場合には、Word や、Excel とは、若干趣が異なります。
すなわち、Word や Excel はまさに、エンド・ユーザ用ですが、Access は、
本格的な基幹業務開発ができるようになっており、これは、プロの開発道具の
側面をもっています。

プロの開発道具という視点からみた Access は、従来の Access に比して、
大幅な機能拡張が図られています。


株式会社 東條経営科学研究所 http://www.tojolab.com/

-------> 弊社宛て問い合わせメールは、mailmg-toiawase@tojolab.com まで

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2. 新しい Access の3つのポイント
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ここでは、新しいAccessで行われた大幅な機能拡張について、3つの観点でご説明
します。

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一つ目は、Web 開発ができるようになったことです。

これはすでに Access 2010 でも導入されていましたが、Access 2013 でさらに
強化されています。
Access 2010 では、一度デスクトップモード(旧来の Access と同じ開発モード)
で開発し、それを、SharePoint Serverに発行する、という方法でした。

しかし、Access 2013 では、いきなり、Web モードで開発することになりました。
企業の基幹システムを構築する場合には、こちらのモードで開発することになり
ます。
このモードが提供されたことにより、従来の Access の DBMS たる JET から開放
されて、DBMS は SQL Serverを使用できるようになりました。

それにともない、SQL Server の機能が使えるようになり、大幅な機能改善が行わ
れています。
つまり、従来、SQL Server を使って、本格的な基幹業務を開発するには、従来型
の開発言語である VB や C# 等を使っていましたが、Access でできるようになっ
たということを意味しています。

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二つ目は、データ・マクロの導入です。

データ・マクロの機能をマイクロソフトでは、データ中心設計と呼んでいます。
英文の表現では、Data Centric Design としています。

これは、サピエンスでいうデータドリブン設計と全く同一概念です。
すなわち、テーブルの内容が変化したとき、そのテーブルに付けられたデータ・
マクロ(マイクロソフトでは業務処理ルールと呼んでいます)が実行されます。

これはまさに、弊社の業務ソリューションである Innvation Family(TM) を、
サピエンスベースで実装しようとしたものと全く同じ方法論です。

サピエンスが、四半世紀以上も前に実装した方法論をようやく、マイクロソフト
はその価値を認識した、ということになります。

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三つ目は、VBAを使用しないということです。

Web 開発モードにおいては、従来 Access の基本的開発方法論であった VBA が
なくなっています。
これもまた極めて重要な点で、新しい開発では、マクロを使って開発します。

これは、VBAのようなプログラミングは不要ということを意味しており、プログ
ラムからの開放です。

勿論従来型の開発(デスクトップモード開発)では VBA を使用することができ
ます。
この概念はどうやら Word や Excel でも似たようなものになるようで、将来
Excel の VBA は不要になるだろうといわれています。

“変貌する Access”の主題は、C/S の小さなシステムの開発用のベースと考え
られてきた Access が、大きく基幹システムのミドルウエアとして成長してきて
いると申し上げたかったということです。


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3. メールマガジン バックナンバーのお知らせ
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ホームページ上のメールマガジンのご案内ページには、バックナンバーを
ご覧いただけるようになっておりますので、こちらも併せてご利用いただければ
と存じます。


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メールマガジンのご案内
http://www.tojolab.com/t_page11_00_mail_magazine.html
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次号では、Access 2013 における経験談をご紹介いたしたいと思います。

さらに、当社の業務パッケージ Innvation Family(TM) 、その中核である
“将来会計”機能を含めた『見通す経営』システムの Access ベースでの
商品化についても逐次ご紹介していきたいと存じます。

次号以降をご期待ください。

-------> 弊社宛て問い合わせメールは、mailmg-toiawase@tojolab.com まで

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(株)東條経営科学研究所 http://www.tojolab.com/
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Tel:03-3708-7836 Fax:03-3708-7835
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